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ドクターヘリ

救急医療専用のヘリコプター

ドクターヘリは、救急医療専用のヘリコプターです。救急医療用機器等を装備しており、救急医療専門の医師と看護師を救急現場にいち早く運び、直ちに治療を開始し、高度な医療機関に患者を搬送することが可能です。

高度救命救急センターのある山口大学医学部附属病院を運航基地として、消防本部の出動要請により患者のもとに急行し、現場や飛行中に搭載医療器材を用いて治療を継続しながら、県内の救急救命センターなどに搬送します。

命を繋ぎとめるドクターヘリ

ドクターヘリ実績と救急車搬送推計の比較

心臓発作や脳卒中、交通事故など、時と場所を選ばずに発生する重症患者は、いかに短時間で適切な初期治療を開始し、最適な医療機関に搬送されるかによって、生死や後遺症の有無が左右されると言われています。

ドクターヘリの場合は、初期治療を約30分で開始でき、さらに高度な医療機関への搬送も短時間で行えるため、国の研究成果によると、死亡者数は40%減少し、重症・後遺症なしは、1.6倍になったとされています。

ドクターヘリの運航状況と安全性

ドクターヘリ内部

ドクターヘリは、狭い場所でも離着陸できるような小型機で、エンジンを2基搭載した機種が全国で採用され、22道府県24機(平成23年1月の状況)がほぼ毎日運航し活躍しています。エンジン2基搭載機種は、1基のエンジンにトラブルが生じた場合にも安全に飛行できる能力を有します。

ヘリコプターの運航は、飛行経験豊富な民間運航会社により運航されます。運航に従事する操縦士・整備士は、専門知識と経験豊富な人員が選任されており、運航に際して、医師・看護師と協力し、安全で確実な飛行を実現しています。